140字で伝えられないことがある

140字の制限が無くなったTwitter オタク、万歳

クリスマスイブをおしゃべりな弾き語り研究者と過ごした話

(期限守れず12/26投稿ですが25日の気持ちで読んでください)






2019年12月25日、今日は先負らしいですね。


先負って知ってますか?はい、調べてください。











昨日、12月24日、クリスマスイブに急遽大石昌良さんのライブに参加してきました。

アニソン界のおしゃべりクソメガネのオーイシマサヨシではなくシンガーソングライター大石昌良です。




バイトがなく暇だったので、ひとりでマックのナゲット30ピースでも食って過ごしたろ!wとも考えていたのですが、23日の深夜に「明日は大石昌良さんの弾き語りに行きます」というツイートを見かけ








「え、行きたい」




これがきっかけでした。






大石さんのワンマン、しかも弾き語りラボなるものに参加するのは初めてだったので、ロビーから新鮮でした。


物販列の向こう側並ぶ試奏用アコギ、多いカップル、カップル、ひとつ飛ばしてカップ









ホールに入ると印象的なのはステージと照明

サーカスでも始まるのかと思わせるようなステージと赤と緑の照明は、既に自分のイメージする弾き語りとは違うものでした。



前説で出てくるふたりのピエロ、弾き語りって何?



遂にステージに現れる大石さん

ギター1本、マイク1本で中野サンプラザ約2500人と向き合うその姿にすでに引き込まれていました。






弾き語りラボなるもの、大石昌良がお客さんと一緒に弾き語りでどこまでやれるのか研究していくものらしい、弾き語りって弾き語りじゃないの??




コミカルなギターの音で始まった『ピエロ』

"調子どうですか?"という歌詞で始まるこの曲
こちら側のテンションを伺うようなノリで始まったライブ、間奏のトランペットもスキャットもギターも全部「オレ」でやってしまったこの人なにもん??



良曲と超絶ギターテクと外れ無しMCでどんどん盛り上がっていく弾き語りラボ

『ファイヤー!』では中野サンプラザのミラーボールが遂に火を吹き、照明も噛み合って弾き語りで中野が大噴火しました。

https://youtu.be/z1V2V-u-3wc




弾き語りラボの大実験が始まったのは

『おはよう』

https://youtu.be/m6kTM0hmmEc


客席を3ブロックに分けてコーラスを三部合唱にするという実験が始まりましたが流石は大石昌良オタクの皆さん、これくらいは楽勝でやってしまうんですね。

https://twitter.com/Masayoshi_Oishi/status/1209466020252934146?s=19




ライブ中盤では『眼鏡ダーリン』で客席を巻き込む大石さん

メガネをかけないと歌えないとのことでメガネをかけているファンを壇上に呼び、茶番をやってからメガネをかけさせてもらい歌い始めるという演出

その他にも別の場面ではピエロが客席に降りてパフォーマンスをするなど、ステージだけでなくホール全体でこのライブを完成させたるという思いがビシビシ伝わってきました。




ライブ終盤には遠い親戚らしいオーイシマサヨシ関連楽曲3連発

『オトモダチフィルム』をやってくれたときは流石にいつものキモオタTA-DOをかましそうになりましたが、鋼の心で堪えました。

偉いよオレ

https://youtu.be/CP9mzbSTZPk




アンコール前の締めは

『耳の聞こえなくなった恋人とそのうたうたい』


https://youtu.be/knG_aq_s6bA


この楽曲が初めて漢字の大石昌良さんを知るきっかけの1曲でした。

個人的にとても刺さるコード進行と、実際に経験された事を文字に起こしたリアリティとホンモノの想いを感じる歌詞
初めて出会った頃からこの曲に惹かれ、死ぬまでには生で聴いてみたいなぁなんて考えていました。

昨日ついにこの曲を生で聴き、顔がくしゃくしゃになるほど心が震えました。自分が体験したことではないのに辛く、痛く、それでも暖かい。

歌が上手い、ギターが上手い、曲作りが上手い、そういう技術では語れない"心"がこの曲に満ち溢れている、そう感じ、この曲をずっと大切にしたいと心に刻みました。




アンコール後に披露した『ほのかてらす』と『東京ループ』は予習不足で初めて聴いたのですが、上京民の自分にとって初めて聴いたのに心にスッと入ってじんわり広がる、そんな2曲でした。

https://youtu.be/w6B_y_DAKnU




ツアーの締めは『ストーリー』

自分のなかで『耳の聞こえなくなった恋人とそのうたうたい』が表の好きな曲だとしたら裏の好きな曲的な立ち位置でした。

最後の最後でこの曲を聴くと、終わってしまうけどこれからも続いていくような、足取りが少し軽くなるような気持ちになれました。

https://youtu.be/c_b9WdRryo0









歌の上手さ、ギターの上手さ、トークの面白さ

目に見える魅せ方だけでなく、客席を巻き込んだ楽しいライブにするための雰囲気作りやエンターテインメントとしての弾き語りの追究など、魅せるライブとはこういうものなんだという答えのひとつを見せてもらった気がしました。



この研究に研究員として立ち会えたことが本当に幸せでした。

最高のクリスマスプレゼントをありがとう。


彼女がいないのがなんだって言うんだ。



機会があれば、更に新しい研究成果も見たいので大石昌良の弾き語りラボにまたお邪魔したいです!


弾き語り最高!!